ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2021.7.22 09:31配信動画

『軍事トリビア』#59 ご感想をいただきました。

関東サポーターのふぇいさんから、
「軍トリ」のご感想をいただいています!

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軍トリ#59 
「インパール作戦はなぜ阻止できなかったのか?
  ~『組織の不条理』から学ぶ〈2〉」 
拝見しました。 

何でもかんでもインパール作戦に例えるアホはさておき、 
エージェンシー理論からの 
逆淘汰現象 
興味深かったです。 

モラルハザードを「合理的に」阻止しようとすると 
人が逃げていく 
実際国家公務員試験の受験者少なくなってるようですね。 
2019年度は試験申込者が30,000人を初めて割ったとのこと。 
優秀な方の公務員離れが進んでるのでしょう。 
笹先生が軍トリで話されてたことと、 
小林先生がずっと描かれてる「内閣人事局」制度の問題点。 
宇野常寛氏がゴー宣道場に来てくださった時に、 
「この議論について来れる方は、 
海外に行ってしまうのでは」と話されてたのが思い出されました。 

そして逆淘汰現象が起きて
インパール作戦反対派が淘汰されてしまったが故に起きた悲劇 
笹先生おっしゃるように 
牟田口を責めるのは簡単ですが、 
牟田口がいなきゃ変わってるのか。 
なぜ止められなかったのか。 

ここ数ヶ月 
政策が世に出てはすぐひっくり返る 
オリンピックの方針が世に出てはすぐひっくり返る 
というのを見ていて、 
現在進行形で、昔のこととは思えません。 

改めて沈黙は罪だと感じ、
全体主義の作られ方は恐ろしいと感じました。 

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ふぇいさん、いつもご覧くださり
ありがとうございます!
逆淘汰現象、言葉だけ聞くと「なんのこっちゃ」ですが、
結構身の回りで頻繁に起きていますよね。

仕事が大変なのにきちんと評価されなかったら
優秀な人はその組織から去っていくだろうし、
上司が現場を理解しようとしなかったら、
どんなにやる気がある人も惰性で仕事をするようになり、
ますます組織は風通しが悪くなっていく・・・。
組織あるある、です。
また、社内規定や業界のルール、あるいは国の法律が
対策として一見正しく機能しているように見えても、
限定合理的な人間のやること、
どこかで逆淘汰現象が起きかねない。
良いほうに転ぶのも、悪いほうに転ぶのも、
結局「人」なのだなあと思う今日この頃です。

軍トリをまだご覧になっていない方、
この連休、ぜひお楽しみください。

軍事トリビア#59
インパール作戦はなぜ阻止できなかったのか?
~『組織の不条理』から学ぶ〈2〉





 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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